【ソウル聯合ニュース】李明博大統領は8日、米国の長期国債格付けの引き下げが韓国経済と金融市場に及ぼす影響を点検するための会議を緊急招集し、「当分は状況がどう展開するか綿密に注視しなければならない」と述べ、金融市場だけでなく世界の実体経済の動向も見守る必要があるとした。青瓦台(大統領府)の朴正河(パク・ジョンハ)報道官が伝えた。
 李大統領は、関係官庁・機関が随時集まり、動向を把握した上で必要な対策を適期に推進し、国民を安心させるようにと指示した。また、世界経済・金融への悪影響に警戒感が高まっている現在の状況について、「ある一つの国では独自にできない、全世界にとってのサバイバルゲーム」と表現し、国際協力の重要性を強調した。
 このほか、世界金融市場の流れは中東を中心に動いているとしながら、韓国の金融機関が欧米に頼るだけでなく、中東との協力増進策も検討することを求めた。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0