【ソウル聯合ニュース】統計庁が29日に発表した6月の産業活動動向によると、同月の鉱工業生産は輸出好調などの影響で前年比0.7%、前年同月比6.4%、それぞれ増加した。鉱工業生産は前年同期比で24か月連続で伸びている。
 現在の景気状況を示す動向指数循環変動値は、前月より0.3ポイント上昇し、今後の景気を予告する先行指数の前年同月比も前月より0.4ポイント上がった。
 製造業の平均稼働率は82.5%で、前月に比べ1.1ポイント上昇した。
 6月の鉱工業生産を業種別にみると、映像音響通信が前年同月比で18.3%減、非金属鉱物が同5.6%減、電気装備が同3.5%減と不振だったが、半導体・部品は同12.8%増、自動車は同17.0%増、機会装備は9.1%増と好調だった。
 サービス業生産は前年同月比で3.6%、前月比で0.9%増加した。消費心理と直結する小売販売額指数は耐久財の販売が伸び、前年同月比5.6%増、前月比で1.3%増となった。設備投資は有線通信機器などの機械類や航空機など輸送用機械への投資が増え、前年同月比4.3%増加した。
 企画財政部は、鉱工業とサービス業の生産が2か月連続で増加し、小売販売や投資などの内需も改善するなど、回復傾向が続いたと説明した。また、東日本大震災や欧州の財政危機にもかかわらず輸出が好調で、対外的な要因が大きく悪化しない限り、鉱工業生産の増加傾向は継続すると見込んだ。

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