上半期(1~6月)の業績は売上高が前年同期比5.4%増の76兆4200億ウォン、営業利益が28.9%減の6兆7000億ウォンだった。
4~6月期は前年同期と比べ、スマートフォン(多機能携帯電話)の販売好調で携帯電話部門は売り上げをやや伸ばした一方、メモリー需要の落ち込み、大型液晶テレビ用パネルの価格下落などが営業利益を押し下げた。サムスン電子は減益について、欧州などの景気が依然として不安定な上、季節的な需要減少が重なり主力製品の需要が落ち込むなど、難しい経営環境が続いたと説明している。
主な事業部の業績を見ると、半導体は季節的需要減、DRAM値下がりといった悪材料の中でも、売上高9兆1600億ウォン、営業利益1兆7900億ウォンを記録した。
システム大規模集積回路(LSI)はスマートフォンなどモバイル機器の需要が伸びているなか、デュアルコア・アプリケーション・プロセッサ、高画素イメージセンサーなどモバイル向け製品の販売が拡大し、売上高、収益性ともに改善した。
ディスプレーパネル部門は、季節的需要減や先進市場の景気回復の鈍化を受け、テレビやパソコンなどの需要が落ち込み、売上高7兆900億ウォン、営業利益は2100億ウォンの赤字を計上した。
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