米朝の直接協議はボズワース代表が訪朝した2009年12月以来、約1年7か月ぶりとなる。会談は約5時間にわたり、非核化の事前措置、米朝関係正常化、6カ国協議再開などについて意見交換が行われた。
米代表団は6カ国協議の再開に先立ち、ウラン濃縮計画を含むすべての核開発活動の中断、国際原子力機関(IAEA)査察団の復帰、6カ国協議共同声明の履行確約、核実験と弾道ミサイル発射の注視などを要求したもようだ。北朝鮮は、平和協定の論議、米朝関係正常化、対北朝鮮制裁の解除などをあらためて提起したと伝えられた。
金次官は休憩時間に記者団の取材に応じ「(会談の)雰囲気は良く、建設的だった」と満足感を示した。一方、米国務省は会談終了後に発表した声明で「会談は真摯(しんし)かつ業務的だった」と評価した。
協議は29日も行われる予定。
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