【ワシントン聯合ニュース】米国務省は、28、29両日にニューヨークで開かれる米朝の高官級協議で、北朝鮮が2005年の6カ国協議共同声明の合意を実践する準備ができているかどうかを見極めると明らかにした。
 同省のトナー副報道官は27日の定例会見で、今回の対話は北朝鮮が非核化に向けた具体的で後戻りできない措置を取り、共同声明と国際社会での義務を履行する準備があるか否かを判断する「探索的な対話」になるだろうと述べた。
 また、ニューヨークでの米朝協議開催の背景については、「米国はこれまで、南北対話を先に進展させるべきだとの姿勢を明確にしてきた。インドネシア・バリ島で建設的な南北対話が行われたため、次の段階に進む前に、北朝鮮がこの方向に向かう準備ができているかどうかを見極める『探索的な対話』を行うことが次の手順だと判断した」と説明した。
 一方、北朝鮮への食糧支援問題を議題として扱うかとの質問には、「食糧支援問題は政治的問題とは別の問題であり、別の対話(が必要だ)」と述べた。
 米朝協議の米国側代表団はボズワース北朝鮮担当特別代表が率い、北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官らと会談する。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0