400ミリを超える大雨に見舞われたソウル市のようす=27日、ソウル(聯合ニュース)
400ミリを超える大雨に見舞われたソウル市のようす=27日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ソウル市、京畿道、江原道北部などで26日午前から降り続いた豪雨により各地で土砂崩れなどが相次いだ。中央災難安全対策本部によると28日午前8時現在、41人が死亡し12人が行方不明となっている。
 26日から28日午前7時までの総雨量は、ソウル市510.0ミリ、京畿道・東豆川616.5ミリ、江原道・春川440.5ミリなどとなっている。
 ソウル市瑞草区では27日に相次いで山崩れが発生し、マンションや住宅などで15人が死亡、2人が行方不明となった。春川では土砂崩れでペンションが崩壊、宿泊していた大学生ら13人が死亡、4人が大けがをした。京畿道では、坡州で土砂崩れが発生し、3人が死亡、1人が行方不明となったほか、広州と竜仁一帯では川が氾濫(はんらん)し、8人が死亡、7人の行方が分からなくなっている。
 住宅浸水などでソウル市の759世帯・1060人、京畿道の2697世帯・3441人など、計3480世帯・4566人の被災者が発生した。広州や東豆川などでは住民に避難指示が出された。
 全国の11万6716世帯が停電し、住宅1375棟と農地645ヘクタールが浸水した。ソウル市内の潜水橋など道路32か所が通行止めとなっているほか、京元線と京義線の一部区間で運行が中断されている。

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