【延吉聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記とロシアのメドベージェフ大統領が今月末から来月初めにロシア極東沿海地方で首脳会談を行う方向で準備が進められていることが報じられて以来、金総書記がロシアを訪問する場合の移動ルートに関心が集まっている。
 最も有力なのは、北朝鮮・豆満江市から特別列車でロシア・ハサン地区に直行するルートだ。ハサン地区は豆満江を隔てて豆満江市と向かい合っている。
 両都市をつなぐ豆満江市~ハサン鉄橋は北朝鮮とロシアをつなぐ唯一の内陸通路で、金総書記が2002年8月にロシア極東を訪問したときも、同市からハサン、コムソモリスクナアムーレ、ハバロフスクを経てウラジオストクに到着し、プーチン大統領(当時)と会談した。
 中国・図們経由でロシア入りするルートや北朝鮮・元汀と中国・琿春を結ぶ豆満江大橋を渡りハサンに向かうルートも考えられるが、いずれも中国を経由し迂回(うかい)しなくてはならないため、金総書記がこれらのルートを選択する可能性は低いとみられる。
 一方、琿春や図們など中朝国境地域では金総書記のロシア訪問と関連し特別な動きはない。

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