最近、米国と協議を行った同高官は、両事件と非核化問題を同時に取り扱わないものの、両事件は「消える問題ではない」との姿勢を示した。
こうした言及は両事件と非核化議論のプロセスを事実上、分離して行うとの原則で、非核化問題は南北の非核化会談で、沈没事件・延坪島事件は南北の軍事会談会談などを活用する可能性を示唆したものとみられる。
同高官は沈没・延坪島事件の謝罪が南北非核化会談の前提条件になるわけではないと指摘し、北朝鮮が会談に応じると、直ちに会談は開けるとした。ただ、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の再開に向けたプロセスで、両事件は「無関係なではない」と強調した。
南北対話から米朝協議を経て6カ国協議を再開する「3段階案」については、「従来の枠組みでいろいろなことを検討している。南北の非核化対話が先行されるべきとの立場は変わらない」と述べ、弾力的に対応していく可能性を示した。
その上で、「われわれは常に対話に向けて開かれている」と強調、韓国側が提案した南北非核化会談に対し、北朝鮮から前向きな返事があることを期待していると述べた。
北朝鮮への食糧支援と関連しては、「米国が検討を続けている状況で、韓米間で緊密な協議が行われるだろう」との見通しを示した。
北朝鮮とロシアの首脳会談が開催される可能性については、「まだ具体的に判断できておらず、いろいろな可能性を考え、状況を注視している」と述べた。
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