【蔚山聯合ニュース】韓国の現代自動車の社員97人が勤務中にオンライン賭博を行っていたことが社内監査で摘発された問題で、地元の警察当局が社員らに出頭を求め、27日に2人に対し事情聴取を行う予定だ。
 摘発されたのは蔚山工場の社員62人と牙山工場の社員35人。同社は内部告発を受け、社員らのオンライン賭博を摘発したことを19日に公表している。
 蔚山工場の地元警察は現代自動車から監査資料を受け取り、オンライン賭博がが違法なインターネットサイトで行われていたかや、賭博ににかけた個人別の総額や回数などについて調べを進めてきた。
 警察は今週中にほかの社員も出頭させ、詳しく調査する予定だ。警察はオンライン賭博で巨額をかけたか、常習的に賭博を行っていた社員は身柄を拘束することも検討する方針だ。
 牙山工場の社員35人は管轄が異なるとして、同警察の捜査対象からは除外した。現代自動車は牙山工場の社員に対する懲戒処分を終え、蔚山工場社員への処分に着手している。
 同社の労組幹部は今回の事件について、「勤務中の賭博は犯罪行為で、事件にかかわった社員は自ら責任を取るべきだ」と述べている。

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