【ワシントン聯合ニュース】米国が1995年から昨年まで北朝鮮に提供したさまざまな支援が13億ドル(約1045億円)を超えたことが分かった。
 米議会調査局(CRS)が26日に公表した北朝鮮支援に関する報告書によると、北朝鮮核問題の解決に向けた「ジュネーブ合意」が締結された翌年の1995年から米国が北朝鮮に支援した食糧、エネルギー、医薬品などは金額ベースで総額13億1285万ドルと集計された。
 米国の支援は北朝鮮による1回目の核実験があった2006年を除き、毎年行われており、昨年も洪水被害の復旧支援のため60万ドルの医薬品などを支援したと調査された。
 項目別では人道的食糧支援が計7億815万ドル(225万8164トン)で最も多かったが、2009年3月に北朝鮮が救護団体の撤収を求めて以降は、全面中断された状態だ。
 また、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の合意に伴い、1億4600万ドル相当の重油が支援され、北朝鮮の軽水炉発電所建設に向け設立された朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)関連費用として4億370万ドル、医薬品などさまざまな生活必需品支援に1000万ドルがそれぞれ投入された。
 一方、CRSは1995年以降、2009年まで米国をはじめとする国際社会の北朝鮮食糧支援は1200万トンで、うち中国(26.9%)、韓国(26.5%)、米国(17.5%)、日本(10.7%)が全体の80%を占めたと明らかにした。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0