韓国軍のK-55自走砲(資料写真)=(聯合ニュース)
韓国軍のK-55自走砲(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍のK-55自走砲が量産を開始してから26年。同砲の性能が大幅に向上することが19日までに分かった。
 陸軍関係者や同砲を製作するサムスンテックウィンなどによると、K-55自走砲を改良したK-55A1は陸軍に今年50門配備されたのに続き、来年さらに50門が追加配備される。従来のK-55と比べ、最大射程距離は8.5キロメートル向上した32キロメートル。砲弾もロケット推進砲から、高性能のK9自走砲並みに抵抗力の少ないものにリニューアルされる。

 K-55A1は1分当たりの発射速度が2~3発から4発になった。2~11分かかっていた初弾発射所要時間は、停止状態では45秒、起動中では75秒に短縮される。
 自走砲の「頭脳」とも言える射撃統制装置と位置確認装置も、最新の装置を搭載する。中でも位置確認装置は慣性航法(INS)と全地球測位システム(GPS)方式を使用。打撃目標までの距離や角度などを自動で算出する。
 サムスンテックウィンの関係者は「射撃統制装置がK9自走砲を補完できる性能になることで反応速度が向上し、陸軍の砲兵戦力がアップする」と話す。

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