【ソウル聯合ニュース】口蹄疫(こうていえき)の影響で、今年に入ってからの韓国の豚肉輸入が急増している。特に米国産豚肉は前年比の2.5倍となった。
 農林水産食品部の農林水産検疫検査本部が19日までに発表したデータによると、1~5月までの豚肉の輸入量は前年同期比121.1%増の17万9985トンだった。このうち米国産は同242.0%増の8万2569トンで、全体の約45.9%に達した。前年同期の米国産比率は29.7%だった。米国に次いで多かったのはカナダ産で、同167.0%増の2万4455トンだった。
 これまで輸入量がそれほど多くなかった欧州からの豚肉の輸入増加も目立つ。ドイツからの1~5月の輸入は前年同期比で20倍以上となる4627トンだった。デンマークからは同約8倍の4744トン。ほかにポーランドが(同4.9倍、3704トン)、ハンガリー(同2.3倍、4206トン)などの増加が目立つ。
 欧州からの輸入については、来月1日に韓国と欧州間の自由貿易協定(FTA)が暫定発効されることもあり、さらに増加することが見込まれている。
 また、5月までの牛肉の輸入も12万8863トンと前年同期比43.5%増となった。オーストラリア産が6万835トンで全体の47.2%を占め首位。次いで米国産が37.9%を占める4万8831トンで2番目に多かった。

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