【ソウル聯合ニュース】東日本大震災の影響で、韓国産飲料水やカップラーメンなど食品の対日輸出が増加した。
 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が16日にまとめた報告書によると、日本の食品市場は地震と津波の被害、放射性物質への懸念、電力不足、信頼低下などが重なり、厳しい状況に直面している。  
 震災発生の初期に比べると安定しているものの、飲料水や乳製品、ビールなど多数の食品の生産はいまだに正常化していない。
 厚生労働省は輸入食品規制措置の緩和を通じ、品不足に対応している。特に、飲料水は輸入食品に日本語表示を義務付けたJAS法を緩和し、韓国産の飲料水はハングル商標を付着したまま、小売店で販売されている。
 同省の緩和措置により、韓国産飲料水の4月の輸出額は前年同月比で約10倍増の1万236万ドル(約83億ドル)となった。カップラーメンの輸出額は通常より約2.5倍増えた。
 報告書は韓国産食品の品質が向上し、韓流の影響で韓国企業の認知度が高まったことも輸出増加の要因と分析した。

Copyright 2011(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0