【ソウル1日聯合ニュース】現代自動車、起亜自動車、韓国GM(旧GM大宇)、ルノーサムスン、双竜自動車の韓国完成車メーカー5社の先月の国内外販売数は、前年同月比14.4%増加の63万7840台と集計された。エンジン部品メーカー「柳成企業」ストライキなどがあったが、2けたの増加率を維持した。
 自動車業界が1日に明らかにした。国内販売は3.4%増の11万9692台、海外輸出は17.3%増の51万8148台となっている。ただ、前月との比較では国内が5.2%、輸出が0.6%、それぞれ少なく、全体でも1.5%減少した。
 5社の1~5月の累積販売数は、国内が60万6753台(前年同期比3.4%増)、輸出が249万3939第(17.9%増)、計310万692台(14.8%増)だった。各社の国内シェアをみると、現代自が48.2%、起亜自が31.8%で、2社で8割を占める。韓国GMは10.4%と、2か月連続の2けたで3位の座を守った。ルノーサムスンが6.7%、双竜自が2.9%と続く。
 現代自は先月、世界市場で33万9205台(国内5万7750台、海外28万1455台)を売り上げた。前年同月比の増加率は国内17.3%、海外12.8%、全体で13.6%。新型「グレンジャー」の販売が4か月連続1万台突破、2か月連続ベストセラーカーを記録した。
 起亜自は19万7359台(国内3万8012台、海外15万9347台)を販売した。国内販売が5.0%減少したが輸出が30.5%急増し、全体で21.7%の増加となった。
 現代・起亜自は、柳成企業のストによる部品調達の支障が一部販売実績に影響したと主張している。現代自は「グランドスターレックス」「ポーター」など小型商用車が前年同月比1.7%、前月比6.4%、それぞれ減少。起亜自は「カーニバル」「スポーテージR」「ソレントR」の国内販売が前月より4.0%落ち込んだ。
 韓国GMは「シボレー・スパーク(国内名:マティス)」「シボレー・オーランド」などの販売好調で、国内販売が21.1%増の1万2403台を記録した。輸出も5万9094台で、3.4%増えた。全体では6.0%増の7万1497台。
 新車がなく、東日本大震災の影響を受け苦戦したルノーサムスンは、国内8012台、輸出1万1612台の計1万9624台を販売した。前年同月比で12.6%減少したものの、前月比では22.7%増えており、かろうじて回復勢と分析された。
 双竜自は国内3515台、輸出6910台(コンプリート・ノックダウン含む)の計1万425台だった。3か月連続1万台販売。前年同月比48.3%、前月比では0.8%増加した。

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