たばこ工場を訪れた金総書記が同工場で生産されたたばこを吸っている(2009年)=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
たばこ工場を訪れた金総書記が同工場で生産されたたばこを吸っている(2009年)=(朝鮮中央テレビ=聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】31日の世界禁煙デーにあわせ、北朝鮮でも全国各地でさまざまな関連イベントが行われていると、北朝鮮メディアは伝えた。
 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙・朝鮮新報など、北朝鮮メディアの報道内容をまとめると、2008年ベースで北朝鮮の喫煙率は54.7%に達する。
 北朝鮮メディアによると、同数値も禁煙活動を強く推進した結果だ。朝鮮中央テレビは2000年6月に、「全人民が健康に悪いたばこをやめ、健康な体で強成大国建設に貢献すべきだ」と禁煙を促した。2005年にはたばこ統制法を制定したほか、公共場所でのたばこ広告を全面禁止し、禁煙する住民には禁煙補助剤を配り、相談にも応じた。
 朝鮮中央通信はこの日、「たばこ統制法の要求を厳格に順守するようにしている。禁煙センターを新たに設立し、相談なども行われている」とし、北朝鮮が依然として喫煙率を下げるために努力していることを示唆した。
 金正日(キム・ジョンイル)総書記も愛煙家で知られる。2001年に中国を訪れた際、健康のためにたばこをやめたと明らかにし、住民に禁煙を強調したこともあった。しかし、現在は再びたばこと酒を楽しんでいるとされる。

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