【ソウル31日聯合ニュース】北朝鮮の国防委員会が30日に「韓国政府を相手にしない」とする報道官声明を発表したことを受け、外交通商部の趙炳ジェ(チョ・ビョンジェ)報道官は31日の定例会見で、「私たちは失望している」と述べた。
 北朝鮮は対話問題において、誠意をもってこれまでと違う努力を示すべき時にあるとした上で、韓国は北朝鮮に対する基本的な原則を引き続き堅持していくという立場だと強調した。
 また、北朝鮮の食糧難について、国際社会の支援問題以前に非効率的な農業政策が原因だと指摘。韓国は北朝鮮の食糧事情の把握を継続して進めており、北朝鮮による透明性保障、適切な支援配分などさまざまな問題を考慮した上で、支援を行うかどうか検討すると述べた。
 このほか、欧州連合(EU)が食糧状況の確認のため評価団を北朝鮮に派遣することと関連し、韓国は米国だけでなくEUとも持続的に協議を行っており、今回の訪朝についても協議があったと明らかにした。

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