【ソウル25日聯合ニュース】ソウル西部地裁は25日、女子大生に対するセクハラ発言で、侮辱と虚偽告訴の罪で起訴された国会議員(無所属)の康容碩(カン・ヨンソク)被告に対し懲役6月、執行猶予1年を言い渡した。
 康議員は、延世大学の討論サークル会員約20人との夕食会で、女子大生に対し「アナウンサーはすべてを与えねばならないが、できるか」「大統領もかわいい女子学生に関心を持っている」などと発言したとされる。
 裁判官は「被告人は現職国会議員の持つ発言の影響力を考慮すべきだ」と指摘。社会一般人がアナウンサーを見るたびに、被告人の発言を連想する素地が十分にあると補足した。
 同問題を報じたメディアを告訴したことと関連しては、防衛水準を超えた虚偽告訴だとした上で、正当化できないと指摘した。今回の判決は職業集団全体を指した表現が個々人の名誉を棄損したと認めた初事例となる。
 康議員は昨年9月に倫理に外れた行動をしたとの理由で与党ハンナラ党を除名された。今回の刑が最終確定すれば、議員職も失う。
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