【南京24日聯合ニュース】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が訪中5日目の24日、江蘇省・南京にある中国最大の電子メーカー「熊猫電子集団」を視察したことが確認された。
 複数情報筋によると、同日午前9時50分ごろ車両で南京に到着した金総書記は、同社を訪れた後、南京東郊国賓館に入った。すぐに外出し、南京オリンピック・スポーツセンターや博物館などを視察した後、再び東郊国賓館に戻り、昼食を取った。南京東郊国賓館は、故金日成(キム・イルソン)主席も宿泊したことがあるホテル。
 金総書記の移動ルートは、警察官が10メートル間隔で配置され、交通と一般人の通行が禁じられている。南京駅と東郊国賓館の周辺も厳重な警戒態勢が取られている。
 金総書記は南京での行動から、中国の社会・経済的発展像と、父親の金主席ゆかりの地を探訪しているようだ。
 熊猫電子集団は、1936年に設立された総合電子メーカー。20年連続で中国IT業界のトップに選ばれた中国を代表する電子ブランドで、電子工業だけでなく国防の近代化にも寄与している。故毛沢東主席をはじめ30人あまりの中国指導者が視察に訪れている。

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