【ソウル23日聯合ニュース】韓国キリスト教教会協議会(NCCK)が政府の承認なく、北朝鮮関係者と接触した問題と関連し、統一部が同団体に経緯説明を求めたことが23日までに確認された。
 統一部当局者はこの日、「政府の不許可にもかかわらず、NCCK側が中国・北京で北朝鮮の朝鮮キリスト教連盟関係者と接触した。NCCK側の記者会見で同事実を認知し、20日に経緯説明を求めた」と明らかにした。
 NCCKは19日の記者会見で、「3月16日に朝鮮キリスト教連盟関係者と会った席で、小麦粉支援の要請を受けた」と明らかにした。また政府の承認なく、中国・丹東で1億ウォン(約750万円)相当の小麦粉172トンを北朝鮮側に支援した事実を公表したほか、政府の承認有無と関係なく、今後も北朝鮮を支援する意向を明らかにした。
 韓国の南北交流協力法によると、韓国住民が北朝鮮住民と接触するためには事前申告が必要で、統一部長官はこれを受理・拒否できる。許可なく、北朝鮮住民と接触する場合、300万ウォン以下の過怠料を科す。
 統一部当局者は、NCCKの答弁を待って必要な措置を取るとしている。

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