【坡州23日聯合ニュース】京畿道と仁川市は23日、北朝鮮に防疫物資を支援した。昨年11月に発生した北朝鮮による延坪島の砲撃事件以降、地方自治体としては初の支援となる。
 支援したのは1億6200万ウォン(約1200万円)相当のマラリア防疫物資で、北朝鮮の開城と黄海道地域に伝達される予定だ。物資はこの日午前9時半に坡州市の都羅山南北出入事務所(CIQ)を通じ、25トントラック3台で送られた。防疫物資伝達にはマラリア専門家の嘉泉医大の教授や市民団体関係ら4人が同行した。
 今回伝達した物品は第1次分で、京畿道は防疫物品支援費を昨年の3億3400万ウォンからことし10億ウォンに増やし、今後もマラリアに関する貿易物資を支援する計画だ。金文殊(キム・ムンス)京畿道知事は「蚊には国境がない」と指摘。北朝鮮住民だけではなく、韓国国民の健康にも影響する問題であるため、関連予算を大幅に増やしたと明らかにした。

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