尹長官は、韓国は過去の経済危機を通じ、援助を受ける国の経済成長、ひいては世界経済の安定のため、資本ボラティリティへの対応が重要だということを知ったと述べた。援助を受ける側の国は躍動的な成長を求めており、急激な資本の流出入に対処することは、堅実な経済発展を持続できるかどうかを左右する重要な問題だと強調。最近ERBDが、こうした国の資本市場育成を中核政策としており、「適切な措置」だと評価した。
また、韓国も過去2度の経済危機を克服した経験と、短期間の資本市場発展経験を通じ、不良資産の処理、外債管理、債券市場育成経験などを蓄積することができたと紹介した。
このほか、世界経済は最近、暗うつとした金融危機の長いトンネルを脱し、景気回復のモメンタムが続いていると評した。そのうえで、世界経済秩序の再編に向けた国際的努力も進められていると指摘した。
韓国はことし、欧州諸国以外では初めてEBRD議長国を務める。
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