有毒物質が埋め立てられたとされる在韓米軍基地=19日、漆谷(聯合ニュース)
有毒物質が埋め立てられたとされる在韓米軍基地=19日、漆谷(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】韓国の環境部は20日、ベトナム戦争で米軍がまいた枯れ葉剤に使われた有毒物質を慶尚北道・漆谷の在韓米軍基地に埋めたと元米軍兵が証言したことを受け、基地周辺での環境調査を開始した。
 同問題について米国の地方テレビ局はこのほど、漆谷の在韓米軍基地で勤務していた元米軍兵がベトナム戦争で使われた枯れ葉剤のドラム缶(55ガロン)250個を1978年に基地内に埋めたと証言するインタビューを放送した。
 同部関係者によると、約10人の調査チームが基地に到着し、周辺を視察している。基地周辺の環境や地下水の流れなどを調べ、具体的な調査計画を立てる予定だ。
 同部は19日に開かれた在韓米軍地位協定(SOFA)環境分科委員会で、米軍側に枯れ葉剤の埋め立てに関する事実確認を求めている。同部は基地周辺の環境調査を実施するとともに、同問題を委員会の正式案件とし、韓米が合同で米軍基地内部の調査を行うことも要請する計画だ。

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