【ローザンヌ19日聯合ニュース】2018年冬季五輪招致を目指す江原道・平昌は、開催地決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に対するプレゼンテーションで高評価を受けたが、冬季五輪招致委員会の趙亮鎬(チョ・ヤンホ)委員長は緊張を緩めてはならないと強調した。
 趙委員長は19日、スイス・ローザンヌで行われた2日間のプレゼンテーションを終えた後、「今回のプレゼンで平昌は相当の進展があったとの評価を受けたが、絶対に慢心してはならない」と語気を強めた。
 また、「レースはまだ終わっていない。開催地投票が行われる7月6日まで最大限、謙虚な姿勢でベストを尽くしてこそ、良い結果が出るだろう」と話した。
 平昌はミュンヘン(ドイツ)、アヌシー(フランス)と冬季五輪招致を争っている。今回のプレゼンで平昌は五輪運動の拡大に向けたアジア開催の必要性を訴えるとともに、選手中心の競技場運営とアジアで冬季スポーツの「新たな地平(New Horizons)」開くと強調して好評を得た。
 今回のプレゼンではバンクーバー五輪金メダリストの金妍児選手がIOC委員らを対象に初の招致活動を行い、大きな関心を集めた。趙委員長は「金選手はプレゼンもよかったが、非常に謙虚かつマナーある態度でIOC委員らから好評を得た」と伝えた。
 2018年冬季五輪開催地は7月6日のIOC総会(南アフリカ・ダーバン)でIOC委員の投票により決まる。

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