韓国の朴ヒ太国会議長(右)と握手を交わすエニ・ファレオマバエガ下院議員=19日、ソウル(聯合ニュース)
韓国の朴ヒ太国会議長(右)と握手を交わすエニ・ファレオマバエガ下院議員=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル19日聯合ニュース】19、20の両日にソウルで開催される20カ国・地域(G20)議長会議に米国代表として出席するエニ・ファレオマバエガ下院議員は18日、聯合ニュースのインタビューに応じ、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議は失敗したと述べた上で、韓国と北朝鮮のリーダーはほかの国に依存してはならないとの考えを示した。
 ファレオマバエガ議員は米下院外交委員会のアジア太平洋小委員会会長を務め、2007年に従軍慰安婦決議案を共同提案した。また、2009年に全北大学で独島と慰安婦問題解決への功労が評価され名誉博士号を受けるなど、韓国との縁も深い。以下は一問一答。
――従軍慰安婦問題に関心を持つようになったきっかけは何か。
 「第2次世界大戦中に約20万人の韓国女性が拉致または誘拐され、日本軍の性的奴隷にならなければならなかった。これは日本軍の指示によるひどい犯罪だ。日本政府は被害女性らに正式に謝罪すべきだ」
――南北関係がこじれている。どのような解決策が可能とみているか。
 「6カ国協議は失敗した。北朝鮮問題を扱うすべての過程は再検討されるべきだと考えている。南北のリーダーらは米国、中国、日本などほかの国に依存してはならないことに気付くべきだ。北朝鮮への太陽政策(包容政策)を進めた金大中(キム・デジュン)元大統領を尊敬する」
――G20議長会議の議題に対する評価は。
 「『安全な世界、よりよい未来』という議題は重要だ。G20は世界の国内総生産(GDP)の85%を占めている。過去10年間の韓国の経済発展と民主主義の成長を高く評価する」

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