【ソウル18日聯合ニュース】韓国と中南米が通商・投資分野での協力を誓う「2011韓国・中南米高官級フォーラム」が18日、ソウルで開幕した。
 3回目を迎えたことしは、中南米11カ国の長官・次官クラスが出席。19日まで韓国政府関係官庁、研究機関、経済団体の関係者らと、貿易・投資、資源・エネルギー、グリーン成長、インフラ・プラントの4分野をテーマに協力案を協議する。なかでも経済発展と環境を調和させる概念のグリーン成長が注目される。
 開幕式に出席した外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長は「韓国は低炭素グリーン成長を積極的に進めている。この分野で中南米とパートナーシップを発展させることを希望している」とあいさつした。
 コスタリカのピバ第1副大統領も、祝辞に立ち「私たちは韓国の開発モデルから学ぶことを希望する。グリーン成長を基盤に、さらに韓国と協力できることを望んでいる」と述べた。
 豊かな資源を基に世界の振興市場として浮上しつつある中南米は、グリーン成長、気候変動、再生可能エネルギーなど環境分野でも努力を傾けている。
 フォーラム出席者らは訪韓中、韓国企業の代表らと会合し、具体的な投資事業を協議する予定だ。外交通商部関係者は、フォーラムについて「韓国の発展像を直接見てもらい、投資企業を紹介する有意義な場。韓国企業が資源・エネルギー分野で中南米に進出する良い機会になるだろう」と期待を寄せた。
 一方、ブラジル、アルゼンチン、メキシコなど中南米でも規模の大きい国は、長官・次官のスケジュールの都合で欠席となった。

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