【ソウル19日聯合ニュース】統一部が18日に明らかにしたところによると、3月の開城工業団地の生産額は3472万ドル(約28億1440万円)で、過去最高を記録した。
 昨年発生した韓国海軍哨戒艦「天安」沈没事件後も、開城工業団地に勤務する北朝鮮側労働者の数が増加したためとみられる。北朝鮮側労働者は、哨戒艦沈没事件を受け韓国政府が対北朝鮮制裁措置を発表した昨年5月は4万3448人だったが、ことし3月末現在で4万6302人に増えた。
 制裁措置にもかかわらず開城工業団地は成長を続け、昨年の貿易規模は14億4285万ドルと、前年(9億4055万ドル)に比べ53.4%増加した。生産額も同26.1%増え、3億2332万ドルを記録した。122社だった入居企業は、先ごろ123社となった。
 統一部は、北朝鮮も「企業を助けるため最善を尽くしている」と強調するなど、開城工業団地の運営に協力的だと伝えた。

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