【ソウル16日聯合ニュース】国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ、通称「キジムナーフェスタ」のプロデューサー、下山久氏と東門美津子沖縄市長が、ことしのフェスタのプロモーションのため来韓し、16日にソウルで懇談会を開いた。
キジムナーフェスタは、2005年から毎年沖縄市で開かれている、子どもたちのための演劇の祭典。世界各国と日本国内のさまざまな団体・アーティストが出演している。
 山下氏は、アジアで子ども向けの演劇が最も発達しているのは韓国だとの考えを示し、「組織的な面で整備が行き届いている」と評価した。また、韓国を中心に英国など欧州の劇団と手を結ぶ共同制作も活発に進めていると説明した。
 沖縄市は、日本で最も児童人口比率が高い地域という点に着眼し、中央政府予算と企業後援などを受け、キジムナーフェスタを立ち上げた。2007年からはソウル、台北、沖縄と持ち回りで開催する「アジア児童演劇祭」を併催。アジア諸国との交流にも力を入れている。東門市長は「韓国、中国と多くの交流をし、文化交流を通じた新しいアジア像を築きつつある」と話した。
 ことしは7月23~31日の開催で、演劇、人形劇、舞踊など11カ国の51作品が上演される。韓国からも1~2団体が参加する予定だ。
 下山氏は「今後はアジアのアーティストとネットワークを構築し、巡回公演を行うことを模索中だ」と明かした。アジアの優れたアーティストを欧州などのプロデューサーに紹介し、アジアの児童劇が世界に羽ばたく基盤を築くことも、フェスタの目標の一つだと話した。

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