【ソウル16日聯合ニュース】LGディスプレーは16日、外交通商部、関税庁などとの協力を通じ、500億ウォン(約37億円)を超える関税損失を免れたと明らかにした。
 報道資料によると、LGディスプレーは2007年からポーランド・ブロツワフ地域でモジュール工場を稼動している。液晶パネル事業でモジュール工場は中核工程の前工程が終わった半製品を輸入して組み立てる。液晶パネルの半製品はポーランドに輸出する際に、「液晶ディバイス」品目に分類され、無関税が適用される。
 しかし、ポーランド関税当局は昨年5月に、LGディスプレーが現地法人に輸出しているLCD半製品を、5%の関税が課せられる「テレビその他の部分品」に分類すべきだとする意見を提起した。同主張を受け入れる場合、LG側は500億ウォンの関税を納めなければならなかった。
 そんな中、外交通商部と関税庁、在ポーランド韓国大使館が問題解決のため共助し、欧州連合(EU)の欧州委員会を説得。先月、無関税維持の決定が下されたという。

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