貿易依存度は財貨の輸出額と輸入額の合計を名目国内総生産(GDP)で割ったもので、依存度が高いほど国民経済に占める輸出入の割合が高いことを意味する。
韓国の貿易依存度は1990年代初めまで40%台にとどまっていたが、1997年は52.8%と50%を超え、1998年は63.0%に上昇した。2000~2007年は50~60%台で推移したが、2008年以降は80%を超えている。2008年は世界金融危機の影響で国際原油価格の高騰とウォン安ドル高が進んだため輸入額が大幅に増加し、92.1%に達した。2009年は82.4%に下がったが、昨年は景気回復に伴う輸出入の急増により90%に迫る水準となった。
韓国はほかの国に比べても貿易依存度が高い。統計庁が経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち27カ国の2009年の貿易依存度を比較した資料によると、韓国はベルギー、オランダ、アイルランド、ルクセンブルクなどに次いで7番目に高かった。
専門家らは、高い貿易依存度自体を問題視するのは難しいとしながら、内需拡大に向けた企業の投資活動活性化、サービス産業の先進化のような制度的整備が切実だと指摘した。
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