【コペンハーゲン12日聯合ニュース】韓国とデンマークが12日、グリーン成長同盟(Green Growth Alliance)を締結した。韓国はこれまで、米国、日本と安保同盟を結んでいるが、こうした異なる分野での同盟はこれが初めて。デンマーク外務省庁舎で、李明博(イ・ミョンバク)大統領とラスムセン首相が締結式を行った。
 李大統領はこの席で、早くから動いてきたデンマークと、速い動きをみせてきた韓国が力を合わせればグリーン成長は世界経済を新たな次元に導く「スマート・ムーバー(Smart  mover)」の役割を担うことになると述べた。この同盟は、技術や市場などグリーン成長の新分野を開拓するだけでなく、先進国と開発途上国間の深い隔たりを行動で埋めていこうという決断を表すものだと強調した。そのうえで、考えを同じくする国が賛同することを期待していると述べた。
 この締結式で両国は、知識経済部と気候・エネルギー省間のグリーン成長協力了解覚書(MOU)、現代起亜自動車とコペンハーゲン市役所間の水素燃料電池自動車協力MOU、サムスン物産とダンフォス間の建築部門グリーン技術協力MOUなど、九つのMOUを結んだ。
 デンマークは世界風力市場1位で、1970年代以降、経済規模を2倍以上伸ばしながらエネルギー消費量は増やさず、低消費を実現している。また、2050年までに化石燃料の使用を完全に中断するという目標を掲げており、グリーン成長分野の先頭に立つ。

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