2010年3月2日に運行を開始したKTX山川=(聯合ニュース)
2010年3月2日に運行を開始したKTX山川=(聯合ニュース)
【大田12日聯合ニュース】故障が続出している韓国高速鉄道(KTX)の新型車両「山川」(サンチョン、KTX-II)で部品の欠陥が見つかった問題で、韓国鉄道公社(コレール)は12日、KTX一部の運行を減らす方針を決めた。
 コレールは16日からソウル市の竜山から東南部の木浦を結ぶ路線など、湖南線4区間の列車を20両編成から10両編成に減らし、安全点検や部品交換などを行うことにした。31日からはソウル~釜山のKTX運行を1日4回減らすなど、運行も縮小する予定だ。
 また、故障が多発している山川の製造元、現代ロテムに七つの故障部品の補修を要請、8月末までに点検を終える計画だ。
 フランスから導入したKTXの11部品の交換時期も、当初の2012年末からことし9月末(一部は来年6月末)に前倒しすることにした。部品交換には887億ウォン(約66億円)が追加投入される。
 コレールは数千万人が移動する9月の秋夕(中秋節)までに車両の整備と部品交換を完了し、高速列車の運行を正常化する方針だ。

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