京畿観光公社の黄俊基社長=10日、安山(聯合ニュース)
京畿観光公社の黄俊基社長=10日、安山(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】アジア最大規模の体験型航空祭「2011京畿国際航空展」が、10日に閉幕した。6日間で43万8000人余りの観覧客を誘致する成果を収めた。同展を主管した京畿観光公社の黄俊基(ファン・ジュンギ)社長は、「見どころ、楽しめるものがいっぱいの体験型航空祭として確実に定着した」と評した。以下は黄社長との一問一答。
――ことしの航空展の総評を。
「既存のエアショーのように戦闘機メーンではなく軽飛行機も参加し、観覧客が間近で飛行機を見て搭乗して五感を満足させられる、体験フェスティバルとして定着した」
――ことしは昨年より観覧客数が増えたが。
「こどもの日(5日)に開幕したことしは、昨年より体系的な準備と広報で観覧客誘致に力を入れた。3回目を迎え認知度が上がり、ソーシャルコマースなどさまざまなインターネットを活用した広報を強化したこともあり、入場券の事前販売率もアップした。ロゴソングやミュージックビデオの制作、映像公募展などイベントを展開したことも、観覧客誘致に一役買った。当初目標より多い、43万8377人が訪れ、感謝している」
――ことしの航空展の特色は。
「メーンイベントのエアショーのプログラムを15から18に増やした。韓国航空産業の未来を示す航空機部品展、『ビジネスデー』と『航空産業展』も開催した。宇宙航空体験館、シミュレーション体験館など観覧客が参加できるプログラムは、昨年の64から98に大きく増やした。それだけ見どころ、楽しさが多彩になった」
――閉幕し、悔いが残る点は。
「ことしは天候が不安定で、より多くのエアショーの観覧機会を提供できなかったことだ。最終日とその前日は、霧や雨風でエアショーが中止になった。子どもに人気の航空機体験行事ができなかったことも残念だ。それでも滑走路ウォーキング、海外パイロットのサイン会など代替プログラムをすぐに準備し、観覧客に思い出づくりをしてもらうよう努めた」
――軽飛行機の墜落事故があったが、安全対策は。
「京畿国際航空展の第一原則は『観覧客の安全』だ。低速低空のデモ飛行中の突然の事故で観覧客に心配をかけ、申し訳なく思う。事故直後に安全対策緊急会議を招集し、航空機の整備を1日1回から3回に増やし、パイロットの安全教育も実施した。こうした事故が再発しないよう、より細心の準備を行う」
――毎回、自家用車の駐車や交通問題が発生しているが、対策は。
「ことしは駐車場規模を昨年の9000台から1万2700台に増やした。現場の運営員も800人から1000人ほどに増やし、観覧客の便宜に配慮した。来年も運営員、進行係、ボランティアの数や便宜施設を拡大し、観覧客に不便を感じさせないようにしたい」
――来年の計画は。
「いまや京畿国際航空展は、老若男女誰もが楽しめる5月を代表する祭りとして定着した。来年はよりレベルが高く楽しい航空祭を準備したい。航空事業展に海外バイヤーを参加させ、名実ともに国際航空展とする考えだ。また、航空展をテーマとする観光商品を開発し、日本、中国、東南アジアなど海外観光客も誘致する計画だ」

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