【ソウル10日聯合ニュース】サウジアラビアの建設市場で、韓国企業の受注業績が過去最高を記録する見通しだ。
 大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が運営するリヤドのコリアビジネスセンター(KBC)は10日、韓国企業の現地受注業績を集計した報告書を公表した。4月末ベースでプロジェクト17件、受注額78億ドル(約6265億円)に達し、韓国企業のサウジ進出以来、最高業績を記録した昨年の105億ドルに迫った。通年で最高記録を更新すると予想される。
 サウジでの年間受注業績は、中東で建設ラッシュが続いた1982年に83億ドルでピークに達した後、大幅に下落。1990年代は1億ドル水準まで落ち込んだ。その後、原油価格の上昇による市場活性化で、2005年に10億ドルを突破。昨年には初めて100億ドルを上回り、最高の業績を記録した。
 企業別では、サムスンエンジニアリングが41億ドル(7件)の受注額を達成し、全体の半分以上を占めた。そのほか、SK建設、ハンファ建設、ポスコ建設が8000万~18億ドルの事業を受注した。

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