【ソウル9日聯合ニュース】フランスのガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド」韓国編(フランス語)が発刊された。韓国編では韓国の犬肉料理に関する説明が目に付く。ミシュランが動物保護に敏感なフランスの企業とあって、食文化などについて幅広く記述した同ガイドブックで犬肉に関する説明をせざるを得なかっただろう。
 ガイドブックは「犬肉という争点」という題名で韓国の犬肉料理について説明している。フランスでは韓国人だけが犬肉を食べる食習慣を持っていると誤解されているが、中国、ベトナムなどでも食用として飼育された犬を食べる伝統的な食文化があったと紹介した。
 体力回復に良く真夏に消費量が多いとし、農夫らが種まきの後にたんぱく質と動物性脂肪の摂取を必要としていた時代にさかのぼれば理解できると、犬肉料理の歴史的背景についても説明した。
 また、犬肉を食べる食文化をめぐり韓国内で繰り広げられている論争についても紹介している。政府のあいまいな政策、飼育・食肉加工の環境に激怒する動物愛護家、互いに異なる文化に対する権利だという主張など、さまざまな議論があるが、結局、消費者らは衛生面での規制を望んでいるだろうとし、妥協が難しい敏感なテーマだとの見方を示した。

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