【ソウル9日聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の日本首席代表、杉山晋輔外務省アジア大洋州局長が10~11日、韓国を訪問する。
 韓国の外交通商部によると、杉山局長は11日午前、6カ国協議韓国側首席代表の魏聖洛(ウィ・ソンラク)朝鮮半島平和交渉本部長と会談し、朝鮮半島情勢や北朝鮮問題について意見を交換する予定だ。特に、北朝鮮のウラン濃縮計画(UEP)への対応と6カ国協議再開などについて協議を行うとみられる。
 このほか、外交通商部東北アジア局の張元三(チャン・ウォンサム)局長と会い、21~22日に東京で開催される韓日中首脳会談に向けた準備を進める予定だ。植民地時代に韓国から日本に持ち出された「朝鮮王室儀軌」(朝鮮王朝時代の祭礼や主要行事を絵や文で記録した書物)の返還問題などについて調整を行うとみられる。
 杉山局長は訪韓に先立ち、8~10日に中国を訪れ、武大偉朝鮮半島問題特別代表と会談する。

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