フィルムパターン偏光眼鏡方式(FPR)を採用したLG電子の3Dテレビ=(聯合ニュース)
フィルムパターン偏光眼鏡方式(FPR)を採用したLG電子の3Dテレビ=(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】LG電子とサムスン電子が自社技術の優位性を訴えている3D(3次元)対応テレビの出力方式について、テレビの特集番組で公開検証が行われた。
 業界筋によると、6日に放映されたKBSの番組でLG電のフィルムパターン偏光眼鏡方式(FPR)とサムスン電子のアクティブシャッターメガネ方式が検証された。検証は、工場の生産ラインがら無作為に選んだ両社のテレビによって行われた。
 番組ではまず、学会や研究機関の研究員で構成した評価団が「2D(平面)画質や3Dメガネの電波の有害性」を評価。両社とも優秀の評価を受けた。また「明るさ」ではLG電子が、サムスンより高い評価を得た。「視聴角度による画面の重なり」はサムスン電子が優位との評価だった。
 また消費者40人によって8項目の判定も実施した。「解像度」、「立体感」、「画像の鮮明さ」、「疲労感」、「色感」、「ちらつき」など8項目のうち、LG電子は5項目で優れているとされ、サムスン電子の3項目を上回った。LG電子はサムスン電子に「色感」や「ちらつき」で上回った。
 判定を受け、LG電子の関係者は「事実上、当社が判定勝ちを収めた。消費者は、LGの技術方式を採用したテレビに回帰するだろう」と自信を見せた。
 一方、サムスン電子の関係者は「判定結果にあまりとらわれず、グローバル市場で韓国企業の競争力を高める努力をしたい」と話した。

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