【ソウル6日聯合ニュース】外交通商部のチェ・ソクヨン自由貿易協定(FTA)交渉代表は6日、記者懇談会を開き、牛肉市場開放に対する韓国政府の立場に変わりはなく、慎重に対応していくとの考えを示した。
 崔代表は「米国側が韓米自由貿易協定(FTA)発効後に韓国に対し牛肉市場開放を要請することはできるが、米国側の立場は韓国政府の立場と同じではない」と述べた。
 米通商代表部(USTR)のカーク代表は4日、上院財務委員会のボーカス委員長に書簡を送り、韓米FTAが発効された後、韓国政府に牛肉輸入衛生条件に関する協議を要請すると明らかにした。
 崔代表は「重要なことは、韓国の牛肉市場開放が先決条件だとしていたボーカス委員長が韓米FTA発効に賛成する立場に転じたことだ」と強調した。
 消費者からの信頼回復と国会で審議を受けることの二つの前提条件が満たされなければならないというのが韓国政府の立場だとした上で、「米政府からの協議の要請には応じるが、それが市場開放を意味するのではない」と述べた。

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