教育科学技術部の李周浩(イ・ジュホ)長官が6日の会見で明らかにした。主要機器と設備の安全性は継続運転に適しており、運転停止の原因となった一部部品も交換済みで、再稼働に問題がないことを確認したと説明した。
これを受け、古里原発1号機を運営する韓国水力原子力は直ちに再稼働に入ると伝えられた。100%の出力になるまで3~4日がかかるという。
また李長官は、韓国内の原発全21機に対し安全確認を行い、最悪の自然災害が発生しても安全に運営できるよう、50の長短期安全改善対策をまとめたと明らかにした。向こう5年間で約1兆ウォン(約741億円)規模の財源を投入し、段階的に反映していく計画だとした。
古里原発については、現在1.7~4.2メートルの海岸防壁の高さをほかの原発の水準(10メートル)に合わせる方針だ。
また、すべての原発に対し、浸水時にも非常電力供給が可能なよう非常用ディーゼル発電施設などに防水施設を新設する。非常発電機が作動しない場合も想定し、可搬式非常発電機も各原発用地に1台ずつ確保する予定だ。
さらに、原子炉内の核燃料が損傷し大規模水素が発生する最悪の事態にも、水素爆発を防ぐため、電源のいらない最新型の水素除去設備をすべての原発に設置する。
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