2月に脱線事故を起こしたKTX「山川」=(聯合ニュース)
2月に脱線事故を起こしたKTX「山川」=(聯合ニュース)
【ソウル1日聯合ニュース】韓国高速鉄道(KTX)の相次ぐ事故・故障で安全問題への懸念が広がる中、国産新型車両KTX「山川」(KTX-II)がこれまで41回の故障を起こしていることが1日までに分かった。
 国土海洋部と高速鉄道の車両製作会社・現代ロテムによると、KTX「山川」は昨年3月の運行開始から今年3月までに41回の故障を起こした。10日に1回、トラブルが起きたことになる。
 韓国独自の技術で開発された「山川」は、本格運行に先だち、11か月間のテスト運行と6万キロメートルの試運転を行っている。現代ロテムは「鉄道車両は初期故障が発生してから安定する特性がある。『山川』は2年の安定化期間が必要だ」と説明する。
 2004年フランスから導入したKTX-Iの場合、初年に81件、2005年と2006年にそれぞれ50件、2007~2010年に年間25件前後の故障が発生し、徐々に安定化に入ったと評価されている。
 高速鉄道先進国のフランスも、高速列車「TGVーA」開通以降、3か月間で95件のトラブルが発生するなど安定化に2年以上がかかった。それに比べれれば、KTXの故障率は低い水準だと現代ロテムは分析した。

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