「悔し涙ではありません」=(聯合ニュース)
「悔し涙ではありません」=(聯合ニュース)
【モスクワ1日聯合ニュース】フィギュアスケートの世界選手権女子シングルで準優勝した金妍児(キム・ヨナ)が、大会賞金を震災被害を受けた日本に寄付する。
 金妍児のマネージメント会社・オールザットスポーツは1日、東日本大震災で被災した子どもたちを支援するため、金妍児の大会賞金2万7000ドル(約220万円)を国連児童基金(ユニセフ)に寄付することにしたと明らかにした。 
 ユニセフ広報大使として活動する金妍児は昨年1月のハイチ大地震の際にも1億ウォン(約750万円)を伝え、「誇らしい韓国人賞」の賞金1万ドルもユニセフに寄付した。
 一方、金妍児は今回の世界選手権大会で準優勝にとどまり、世界ランキングの1位返り咲きはならなかった。
 4月30日に発表された国際スケート連盟(ISU)のランキングによると、金妍児はランキングポイント4264点で、3位から2位に浮上した。1位は4341点を記録したイタリアのカロリーナ・コストナーで、3位は4120点の安藤美姫。浅田真央は6位から7位に順位を落とした。
 バンクーバー五輪の達成感から約1年。五輪後に現役続行を決めた金妍児にはこれまで以上のプレッシャーがあった。今回の世界選手権表彰台で流したのは悔し涙ではない。つきまとう不安や迷いを乗り越えた安堵(あんど)の涙だ。金妍児は授賞式後の会見で「(涙の)正確な意味はよくわからない。ただ、涙が出た。つらい時間を過ごした後、久しぶりに表彰台に立ったからではないか」と感想を述べた。

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