【ワシントン19日聯合ニュース】米国務省のトナー副報道官代行は19日の定例記者会見で、米国政府が北朝鮮のトンバン銀行(バンク・オブ・イーストランド)を制裁対象に追加指定したことなどについて、「既存の制裁の延長線上にある」と説明した。
 米財務省は同日、違法な武器取引に関与した疑いで同行を制裁対象に指定し、米国内の資産凍結と米金融機関との取引を禁じると明らかにした。また、オバマ大統領は東部時間同日午前零時1分に、対北朝鮮制裁に関する新たな大統領令を発効した。
 トナー氏は、新たな大統領令発効に続く制裁対象の追加指定の背景を尋ねられると、「武器輸出管理法に基づく既存の制裁の延長と理解している」と答えた。
 米国が昨年輸入した北朝鮮製品については、具体的な品目は言及せずに、「さまざまな種類があるが、1万ドル(82万4000円)を超えない」と述べた。法的には武器輸出管理法に基づく既存の制裁を維持しており、大統領令は制裁を維持できるようにするためのものだと重ねて強調した。

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