【ソウル19日聯合ニュース】福島第1原子力発電所で大事故が発生したが、隣国の韓国では原子力に対する支持率が依然として高いことが分かった。
 各国の世論調査会社が加盟している「WIN-ギャラップ・インターナショナル」は東日本大震災を受けて世界47カ国・地域の3万4000人を対象に、原発に対する意識調査を実施。19日に結果を発表した。
 それによると、原子力を支持すると答えた韓国人は中国に次ぐ64%だった。事故以前は支持が65%で、中国(83%)、ブルガリア(68%)、フランス(66%)に次ぎ4番目に高かった。事故以降、各国で原子力への支持が大きく低下したが、韓国ではほとんど変化がみられなかった。事故以前、原子力反対は10%で、調査対象地域のうち最も低かった。
 日本の場合、原発事故以前まで原子力を支持していたのは62%だったが、事故以降は39%に急落した。反対は10%から24%に上昇した。
 調査対象地域全体では原子力支持が57%から49%に下落。賛否の差は25ポイントから6ポイントに縮まった。
 調査は3月21日~4月10日に電話調査と面接方式で実施され、韓国では1031人から回答を得た。

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