【ソウル5日聯合ニュース】原油高と新車発売により、ことしに入り軽自動車の販売が急増し、乗用車の販売台数に占める軽自動車の割合が20%に迫っている。このままのペースが続けば、過去最高を記録した昨年の販売台数を上回る見通しだ。
 韓国自動車工業協会と関連業界が5日に明らかにしたところによると、1~3月期の韓国の軽自動車販売台数は4万5345台で、前年同期に比べ23.9%増加した。
 国内市場の乗用車販売台数に占める軽自動車の割合は、2008年が18.1%、2009年が15.2%、2010年が17.1%と、3年間で大幅に上昇した。ことし1~3月期は19.8%で、特に2月は23.2%を記録し、アジア通貨危機後の1999年5月以来の高水準となった。
 ことしに入り軽自動車の販売台数は、1月が1万3109台、2月が1万5882台、3月が1万6354台と伸びている。年末までこの勢いが続けば、国内市場での軽自動車販売台数は過去最高を記録した昨年の16万579台より2万台多い18万台余りに達すると予想される。
 業界関係者は、国際原油価格の上昇傾向が長期化し、経済性を重視する消費者が増加したことで、アジア通貨危機直後に続き、軽自動車の人気が再燃していると話している。

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