イベントのようす(LG電子提供写真)=2日、ソウル(聯合ニュース)
イベントのようす(LG電子提供写真)=2日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル3日聯合ニュース】LG電子HE事業本部長の権喜遠(クォン・ヒウォン)副社長は3日、サムスン電子と激しい技術争いを展開している3D(3次元)対応テレビについて、消費者は自社製品を選ぶと自信感を示した。
 ソウル市内で2日、自社のフィルムパターン偏光メガネ方式(FPR)を採用した3D対応テレビ「シネマ3Dテレビ」を用いた大型イベント「シネマ3Dゲームフェスティバル」を開催後、記者団に対し述べたもの。顧客のイベントへの反応も良く、「競合メーカー製品ではできない(イベントだ)」と自負した。マーケティングが同等だと仮定すれば消費者は自社側に来るだろうとし、「消費者は正直だ」と強調した。
 また、パソコンでオンラインゲームを楽しむ若者層には、アクティブシャッター方式よりもFPR方式が喜ばれるとの考えを示した。他社の製品も良いものだが、ユーザーの立場でどちらのメガネが楽なのはどちらかということだと述べた。そのうえで、互いに競争することで、3Dテレビ市場が拡大していると述べた。
 1~3月期の業績については、「少し良くなるのではないか」と見通し、マーケティングを強化する方針を示した。メガネを用いずに3D映像が楽しめるテレビ製品の開発に向け、買収・合併(M&A)を含む多角的な案を検討していることも明らかにした。
 一方、2日のイベントは、ソウル・ロッテワールドのアイスリンクで行われ、事前に申し込んだ2万人を含め、5万人の観覧客が押し寄せる盛況となった。2271平方メートルのリンク全面を覆う特設展示場を設置し、シネマ3Dテレビ、3Dモニター、3Dプロジェクターなど400台余りの製品を動員した。
 会場ではプロゲーマーによる対戦が行われ、そのもようをリアルタイムで3D映像で生中継したほか、少女時代、T-araの公演、俳優シン・ミナ、ソン・ジュンギのファンミーティングのよすうなども3D映像で中継された。

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