【ソウル3日聯合ニュース】LG電子は3日、ナイジェリアとアルジェリア、チュニジアの3カ国に昨年、法人を新設したことを明らかにした。
 昨年は海外法人を81社から86社に増やした。このうち3社がアフリカ。同社のアフリカ地域法人は4社から7社に増えた。国内外の企業がこぞってアフリカ進出を強化していること踏まえ、同市場の早期拡大に向けた意志を示した形だ。
 営業法人も販売一辺倒から多角化した。昨年初めに設立したナイジェリア法人は、アフリカ地域初のサービス法人だ。代表的新興市場に浮上しているアフリカ地域での長期的サービス強化という狙いが大きい。
 アルジェリア法人は北アフリカ市場全般にわたる販売網強化に向け、昨年2月に設立した。チュニジア販売法人は、マーケティング支社を昇格したもので、アフリカ市場のマーケティングや供給網管理の拠点とする予定だ。
 同社関係者は、こうした攻撃的な法人増設について「このところ売上高が急増し、新興市場として脚光を浴びるアフリカで、市場支配力を強めるための先制的な投資」だと説明する。
 昨年の監査報告書によると、同社の2010年のアジア・アフリカ地域売上高は10兆9266億ウォン(約8450億円)で、前年に比べ20%増加している。別の同社関係者は、中東・アフリカ地域の売上高も2009年の35億ドルから昨年は41億ドルと17%以上増加しており、毎年20%近く成長する見通しだと話した。
 LG電子の中東・アフリカ地域売上高にアフリカ地域が占める割合は、約40%。同社はアフリカの成長潜在力を考慮し、50%まで引き上げる方針だ。

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