韓国・チリFTAの履行状況を点検する自由貿易委員会のもよう=(聯合ニュース)
韓国・チリFTAの履行状況を点検する自由貿易委員会のもよう=(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】韓国とチリの自由貿易協定(FTA)が4月1日で発効から7年を迎える。チリは韓国が初めてFTAを締結した国で、1999年から2002年まで計8回の交渉の末、2004年4月1日に正式発効された。
 外交通商部によると、FTA発効から7年間、チリとの交易量は287%急増し、7年目は71億7000万ドル(約5900億円)を記録した。輸出は462%増の29億5000万ドル、輸入は218%増の42億2000万ドルに達する。
 輸出はFTA発効で関税が撤廃された品目中心に大幅に増えた。軽油(1094%)、乗用車(665%)、自動車部品(129%)、無線電話機(103%)など、石油化学、自動車、IT分野の輸出増加率が高まった。

 一方、チリからの輸入も大幅に増えた。品目では産業原材料の同製品が200~300%増加し、豚肉(272%)、ブドウ(447%)、赤ワイン(830%)など、農産物の輸入が急増した。
 韓国・チリFTAはアジアと南米国が締結した初めてのFTAで韓国企業の中南米進出の拠点として活用されてきた。ただ、2006年以降、中国や日本が相次ぎチリとのFTAを締結し、韓国企業はチリ市場で激しい競争を繰り広げている。
 これに伴い、政府は韓国・チリFTAの円滑な履行のため、協定発効以降に定期的に開催されているFTA自由貿易委員会でチリ側と協定改善案を協議している。

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