会談する金長官(右)とベンジャミン事務局長=31日、ソウル(聯合ニュース)
会談する金長官(右)とベンジャミン事務局長=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】北朝鮮の電波妨害により、ソウル、仁川、京畿道・坡州など首都圏北西部の一部地域で全地球測位システム(GPS)の受信障害が発生した問題で、国際民間航空機関(ICAO)が電波妨害の違法性を指摘し、再発防止を促す公式書簡を北朝鮮に発送した。

 来韓中のベンジャミンICAO事務局長が31日、外交通商部の金星煥(キム・ソンファン)長官との会談で明らかにした。これに対し金長官は、「国際社会の警告メッセージを北朝鮮に伝えた点で大きな意味がある」と謝意を表明した。
 ベンジャミン事務局長は「北朝鮮の電波妨害は韓国だけではく、他国の民間航空安全にも脅威になる。同行為が再び発生する場合、必要な措置を取るよう韓国と協力する」と話した。
 現在、ICAOには世界190カ国・地域が加盟しており、韓国は1952年に、北朝鮮は1977年に正式に加盟した。

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