北朝鮮が注目する慈江道・熙川、その理由は

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北朝鮮が注目する慈江道・熙川、その理由は
北朝鮮が注目する慈江道・熙川、その理由は
昨年12月に放送された金総書記の視察=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)
 【ソウル31日聯合ニュース】北朝鮮のトップクラスの当局者らが山深い慈江道・熙川を相次ぎ訪れている。北朝鮮メディアも毎日のように熙川発の速報を出している。2001年3月に着工した熙川発電所に関心が注がれているためだ。

 金正日(キム・ジョンイル)総書記は昨年1月、4月、11月、12月の4回、同発電所の建設現場を訪れた。ことしも1月に、同地でことし最初の現地視察を行う姿がドキュメンタリー番組として制作され、朝鮮中央テレビで放送された。

 金総書記とは別途に現地視察に出るようなった崔永林(チェ・ヨンリム)首相も、初の訪問地に熙川発電所工事現場を選んだ。現場で関係部門の協議会を開き、工事に必要な設備や資材の優先保障を指示した。

 最近では、建設工事が急ピッチで進んでいると強調し、経済的成果を迅速に引き出すため住民を動員するという意味の「熙川速度」という新語まで生まれている。金総書記が昨年9月に同地を訪れた際、「新たな千里馬速度、熙川速度」と発言したことを受け、この言葉が広まった。

 かつて1950年代に故金日成(キム・イルソン)主席が提唱した、1日に千里を走る「千里馬」のようなスピードで社会主義経済を建設しようという「千里馬運動」。ここから「千里馬速度」という言葉が生まれた。また、年間生産量6万6トンの降仙製鋼所が金主席の指示で生産量を倍増した際には、「降仙速度」という言葉が使われた。

 労働新聞はことし1月の論説で、「熙川速度」は今日の大高潮(経済建設に気勢が上がっている)時代をリードし鼓舞する偉大な社会主義建設速度だと強調している。

 ◇豊富な電力生産、経済の活力素 

北朝鮮が熙川発電所建設にこだわるのは、その電力生産規模ゆえだ。清川江の上流に位置する同発電所は、河川の流れを変更し高い落差で電力を生産する流域変形式発電所で、発電容量は30万キロワットに達し、決して少なくない。朝鮮中央放送は、2009年3月に「過去20年間ほどで建設された発電所のうち、規模や工事量で最大だ」と報じている。

 慈江道・熙川や江界には軍需工場が集まっており、熙川発電所が完成すれば、これら工場の稼働率が上がると、北朝鮮当局は期待している。同時に、ここでは軍需物資だけでなく比較的良質な民需用品も生産しており、北朝鮮経済の活力素になるとも見込まれる。

 ◇強盛大国の象徴、後継体制固めの布石に

内部的には、熙川発電所が北朝鮮が掲げる「2012年強盛大国建設」の象徴だという点もある。金総書記は2009年3月の工事現場視察で、強盛大国建設目標の2012年までにとにかく完工するようにと指示している。その目標の年を来年に控え、北朝鮮指導部としては熙川発電所をなんとしても完工しなければ、住民と国際社会に示しがつかない。

 さらに一部では、熙川発電所の完工を、金総書記の後継者、三男の正恩(ジョンウン)氏の業績と宣伝し、後継体制を固める布石とすることも考られるとの分析も出ている。

2011年3月31日16時0分配信 (C)WoW!Korea

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