【仁川30日聯合ニュース】韓国領海で違法操業を行う中国漁船の取り締まりが強化される。
 海洋警察庁は、昨年12月に全羅北道・群山沖で違法操業していた中国漁船を取り締まる過程で、漁船乗組員らが鈍器を振り回し警察官4人が負傷した事件を機に、再発防止に向けことし1月に違法操業漁船取り締まり強化特別班を設置した。特別班の運用結果報告会が30日に行われ、取り締まり強化策が発表された。
 中国漁船が警察官に直接暴力を加えなかった場合でも、複数の漁船で組織的に行動したり、漁船に鉄格子を設置し調査を困難にする行為も、公務執行妨害容疑を適用する。集団で抵抗したり逃走する船舶に対しては、海洋警察の警備艦艇が小型火砲を発砲するなど強力対応する。
 違法操業行為に対する罰金の基準も船舶の重量により4段階に細分化する。無許可操業や大型漁船の場合は最高7000万ウォン(約524万円)を科す。
 取り締まりにあたる警察官の防護装備、漁船制圧時に使用する各種装備も機能を改善した。このほか、中国漁船の取り締まりを専門に担当する特殊機動隊員への教育と訓練も強化する。

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