【ソウル30日聯合ニュース】韓国を訪問中の国連世界食糧計画(WFP)代表団は30日午前、同国の統一部と外交通商部の当局者らと会談し、北朝鮮に対する食糧支援が必要との立場をあらためて鮮明にした。韓国政府への公式な食糧支援要請はなかった。
 代表団は北朝鮮の食糧事情に関する調査結果を説明。乳幼児や妊産婦、高齢者ら610万人に対する食糧43万4000トンの支援が必要との立場を示した。
 これに対し韓国側は政府レベルの大規模な食糧支援について、分配の透明性や昨年3月の海軍哨戒艦「天安」沈没事件、同年11月の延坪島砲撃に関する責任ある措置など、全般的な南北関係の状況を考慮し、検討する考えを示した。

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